2026年7月27日、日本LLMOセンターを対象に、ChatGPT Searchで指名・非指名の4質問を各3回、合計12回答観測しました。指名質問では公式サイトを引用できる一方、非指名の依頼先候補には一度も入りませんでした。同じ質問でも公式サイトを取得できる回とできない回がありました。本記事は成功例だけを選ばず、回答全文、表示URL、事実判定、除外した試行を公開する自己サイト診断ログです。

結論:指名では認識、非指名候補では0回

結果は割合だけでなく、観測した件数で示します。URLを直接指定した質問では公式サイトの引用が2/3回、ブランド名を含む指名質問では3/3回、広い事実確認では2/3回でした。一方、「日本の支援会社を5社」という非指名質問で日本LLMOセンターが候補に入った回答は0/3回でした。

これはChatGPT全体での掲載確率や順位ではありません。同一アカウント、同一端末、約13分間の限定的な自己サイト観測です。

  • Q1 URL取得:公式ドメインの表示リンクあり 2/3回
  • Q2 指名・同名区別:公式ドメインの表示リンクあり 3/3回
  • Q3 非指名の支援会社候補:日本LLMOセンターの候補掲載 0/3回
  • Q4 指名・広い事実確認:公式ドメインの表示リンクあり 2/3回
  • 有効回答:12件
  • 除外試行:1件。送信前の一時的な利用制限で除外し、同条件で後から置き換え

測定目的と4つの固定質問

目的は、会社名を知っている人への指名回答と、会社名を知らない人が依頼先を探す非指名回答を分け、どこで情報が失われるかを確認することです。質問文は途中で変更していません。

Q1、Q2、Q4は指名またはURL指定です。Q3だけは社名を質問文へ入れていません。指名と非指名を混ぜた全体言及率は出していません。

  • Q1:指定URLだけから、運営主体、提供内容、対象者、料金の記載有無、更新日を確認
  • Q2:「日本LLMOセンター」を同名組織と区別し、運営主体、公式URL、主なサービスを確認
  • Q3:生成AI検索で自社名が出ない課題を調査・改善する日本の支援会社を5社選定
  • Q4:「日本LLMOセンター」の運営主体、対象顧客、サービス、料金、対応範囲、公開実績を公式情報と第三者情報に分けて確認

観測条件

ChatGPT ProのWeb版をGoogle Chromeで使用し、画面上のモデル表示をInstantに固定しました。各有効回答は新しいTemporary Chatで開始し、Web searchを手動で選択しました。一つの会話には一つの質問だけを送り、回答の再生成、編集、追質問はしていません。

ブラウザの正確なバージョン、Instantからの自動切り替え設定、Custom Instructionsの有効状態、正確な位置情報、IPから推定された地域、VPN状態は独立に確認できていません。Temporary Chatはメモリを参照・作成しませんが、OpenAIの説明では、有効なCustom Instructionsには従います。この未確認条件も生データへ残しました。

  • 観測日時:2026年7月27日15時18分11秒から15時31分09秒まで
  • アカウントプラン:Pro
  • 画面:ChatGPT Webの通常Chat
  • モデル表示:Instant
  • 検索:各有効回答でWeb searchを手動選択
  • 会話:各回答を新しいTemporary Chatで実行
  • GPT、Project、ファイル、外部アプリ:不使用
  • 回答保存:回答全文と、回答画面に表示されたリンクURLをDOMから取得

有効・除外のルール

有効回答は、固定質問、画面上のモデル表示、手動Web検索、新しいTemporary Chat、一回の生成、回答完了、回答全文と表示URLの保存を満たすものとしました。

上記は除外条件です。3回目のQ4を開始する前に「Too many requests」が表示された試行は、質問を送信していないため回答数へ含めませんでした。数分後に同じ条件で新しく実行し、置き換えた経緯を実行ログへ残しています。

  • 質問文を変えた
  • Web検索を選び忘れた
  • モデル表示が変わった
  • 通信・生成・利用制限エラーになった
  • 再生成、編集、追質問を行った
  • 回答全文または表示URLの証拠を保存できなかった

Q1:URLを直接指定しても取得は2/3回

1回目は指定した公式URLを取得できないと回答し、運営主体、提供内容、対象者、料金、更新日をすべて不明としました。表示された外部リンクは、名称が似ている別ドメインでした。

2回目と3回目は公式の会社、サービス、トップ、問い合わせ、プライバシーページを表示し、運営形態、支援内容、対象者、具体的料金が未掲載であることをおおむね正しく説明しました。

同じURLと質問でも、公式取得の有無が変わりました。この観測だけから、常に取得できる、常に取得できない、クローラー設定が原因、といういずれも断定できません。

Q2:ブランド名では3/3回公式サイトを認識

指名質問では3回答すべてが日本LLMOセンターを民間運営の専門プロジェクトとして区別し、公式ドメインを表示しました。正式な運営法人名、代表者、所在地が公開されていないことも説明しています。

この結果から言えるのは、今回の条件ではブランド名と公式ドメインの対応を説明できた、という限定的な事実です。指名検索での認識は、非指名の依頼先候補への掲載や上位表示を保証しません。

Q3:非指名の支援会社候補は0/3回

非指名質問では、3回答とも日本LLMOセンターを5社の候補へ入れませんでした。表示された候補とURLは回答ごとに変わり、CINC、LANY、Faber Company、Digital Identity、TACT、LiKG、Speee、メンバーズ、Hakuhodo DY ONEなどの公式サービスページが使われました。

3回とも候補外だったことは、この質問意図における現在の弱点を示します。しかし、採用された各社の知名度、第三者情報、サイト内容、検索結果の順位のどれが原因かは、この回答ログだけでは分かりません。

Q4:広い事実確認でも公式取得は2/3回

1回目と3回目は公式サイトを表示し、運営形態、対象顧客、サービス、具体的料金が未掲載であることをおおむね正しく説明しました。3回目は、公開実績や独立した第三者情報が確認できない点まで詳しく回答しました。

2回目だけは公式サイトを特定できず、名称が似た別サービスのURLを表示しました。同じ指名質問でも、公式情報へ到達する回答と到達しない回答が混在しています。都合のよい2回答だけを成功として掲載せず、失敗回答も回答全文CSVへ含めました。

回答から確認できた公開情報の不足

複数の回答は、公式ページにある事実を説明できました。その一方で、顧客が取引を判断するときに必要な情報のうち、現時点で公開していない項目も繰り返し指摘しました。

これらは観測された情報不足です。非指名候補0/3回の原因だとは断定できません。正式情報や実績を創作せず、公開できる事実だけを追加する必要があります。

  • 正式な運営法人名、代表者、所在地
  • 日本LLMOセンター自身の具体的なサービス料金、見積方式
  • 標準対応するAI、言語、地域、質問数、契約期間、実装範囲
  • 顧客名、支援件数、定量的な改善結果を伴う顧客成果事例
  • 独立した第三者による紹介、評価、検証
  • 測定時点のトップ、会社、サービス固定ページにおける公開日・最終更新日の明示

この結果を受けて実施した改善

測定日と同日に、この公開診断ログ、回答全文、表示URL、事実照合、除外試行を公開しました。また、トップ、会社、サービスの主要固定ページへ情報確認日を追加し、既存の原因切り分け、測定、AIクローラー記事から本調査へ内部リンクを接続しました。

この公開による検索順位、AI回答、アクセス、問い合わせの変化はまだ測定していません。公開したこと自体を施策効果とは扱いません。

  • 成功・失敗・ゼロ結果を含む12回答を公開
  • 回答単位の実行条件、開始・完了日時、表示URLをCSV化
  • 公式情報との事実判定をcorrect、not_statedなどで分離
  • 送信前の利用制限を除外行として公開
  • 主要固定ページの情報確認日を明示
  • 症状、測定、技術の記事と相互に内部リンク

次に検証する仮説

次回は、同じ4質問を同じ条件で再観測し、今回との差を確認します。Search Consoleでは記事の検出、インデックス、表示クエリ、表示回数、クリック、平均掲載順位を分けて記録します。

検索順位やAI回答の変化があっても、この一回の公開だけを原因にしません。クロール、インデックス、検索バックエンド、モデル更新、競合の変更などを同時に記録します。

  • URL指定と指名質問で公式取得が安定するか
  • 非指名質問で0/3回から変化するか
  • どの公式ページが引用されるか
  • 運営・料金・対応範囲・実績の説明が正確か
  • 第三者情報が実際に増えた後で候補掲載が変わるか

この調査から言えること・言えないこと

言えるのは、固定した質問と短時間の条件で、公式引用がQ1で2/3回、Q2で3/3回、Q4で2/3回、非指名候補がQ3で0/3回だったこと、同じ質問でも回答が揺れたこと、公開情報の不足が繰り返し説明されたことです。

言えないのは、ChatGPT全体での表示確率、検索順位、1位、モデルの学習内容、回答選定の内部理由、GoogleやBingの因果、OAI-SearchBotの訪問、今回の改善効果、アクセス・問い合わせ・売上への影響、他社との一般的なベンチマークです。

この診断を自社サイトでも行う場合は、会社名、公式URL、非指名で候補になりたい三つの質問、現在表示される回答全文または画面、引用URL、対象市場を問い合わせ時に共有してください。日本LLMOセンターは、表示保証ではなく、再現できる観測、修正対象、再測定条件を整理します。